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【開平旅行】二日目その2 シャト~♪ -      ドタバタ主婦の中国杭州(ハンジョウ)便り
 

     ドタバタ主婦の中国杭州(ハンジョウ)便り

2008.4~2010.3、美しく豊かな杭州滞在記。 
 

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【開平旅行】二日目その2 シャト~♪

二日目の続き、3箇所目の訪問先です。

赤坎鎮は洋風市街地、映画村。自力村は風雅な集落、自衛団。
そして次なる「 立園 」は、、、、
贅を尽くした個人邸宅&庭園でした。
自力村の望楼群でも一軒一軒にかける華僑パワーがすごいと思いましたが、ここはまたそれよりも桁違い!

立園
 ←拡大してご覧になれるでしょうか。
 ④の門より奥、この地図だと上側がぜ~んぶが一個人の
 邸宅です。

6歳でアメリカに渡った謝維立さんが10年かけて1936年に完成させた、広~い敷地内に本館とその周囲に6棟、さらに花園や鳥園、そして別荘まで建て、運河を通し、庭園を整えた、ヨーロッパ貴族も顔負けの大邸宅です。
1936年前後といえばもう私の祖父母の時代。色々考えてしまいました。

立園 ←上の案内図中④の門の前。
 整備されたとは言え、ほとんど現代の建物と見分けが
 付かないほどのデザイン、強度。
 立派なものです。

ここは年代が近すぎるせいかあまりに華美で興を削ぐのか、人気はいまひとつなようですが、なんと言っても個人邸宅、この謝維立さんとその周囲の人たちのドラマが詳細に分かっていて実に興味深いんです。

この建物はもともと同じくアメリカや香港で成功した謝維立(以下敬称略)のお父さんの出資、設計で、彼は資材や写真を送ってきて厳密にアメリカ式にするよう厳しく指示。(運河を掘ったのはこの資材を運ぶため!)でも謝維立は中国のことも愛していたので「外(国)にいる者の言うことなど受け入れ難い」とかなり中華様式を取り入れたものに改めさせ、その結果なんとも味のある西洋と中華折衷の邸宅になりました。

謝維立は生涯で計4人の奥さんをもらいました。
一人目の奥さんとはアメリカで知り合い9人もの子をもうけましたが、その奥さんは一番可愛がった幼子の死で精神を病んでしまいました。病は治らず、謝維立は非常に苦悶しました。
そんな中知り合った二人目の奥さん、琴と絵を描くのが得意な才女でした。
謝維立はこの女性を心から愛すようになり、、まもなく結婚しました。そして彼女が身ごもってから、謝維立は父親の急務で呼ばれて渡米、急いで用事を済ませて胸躍らせながら帰国途上の船上にいたちょうどその頃、奥さんは難産で亡くなってしまうのです。
青天の霹靂の知らせに謝維立は生きる気力もなくし、酒におぼれる日々を送るように。

ある日いつものように呑んだくれて家に帰ると、亡くなった奥さんが琴でよく演奏していた謝維立の好きだった曲が聞えてきました。急ぎ足で楼を上がってみると、それを弾いていたのは亡くなった奥さんのお付きの女性。これがきっかけで3番目の奥さんとなります。
この女性こそが謝維立を救い、後にもこの立園を救うことになったやり手の女性でした。
事実上この屋敷を仕切り、1999年にここを開平市に寄贈することを決めたのも彼女、他にも地域にさまざまな貢献をしてるそうです。
ほんの5年前まで存命でした(2003年5月アメリカで没)。手記など書いてないものでしょうか。。。

4番目の奥さんは、謝維立が香港から仕事の助手として連れてきた開平出身の女性で、非常に知識があって聡明で3番目の奥さんに気に入られ、彼女の強い勧めで4番目の奥さんになったのです。

しかしそこから不幸が始まります。日本軍の侵入です。
一族はアメリカに逃がれますが4番目の奥さんは自分の親族とともにここに残ります。
しかし送金もなく生活は困窮を極め、身辺の物を売りつくして食糧に充てていたので彼女の持ち物はこの屋敷には一切残っていないとのことです。
(以上、添乗員さんの話と現場の説明書きと買ってきた資料を参照しましたが、私の中国語力なので勘違いもあるかも。。。)

このお屋敷には謝維立の、奥さんたちそれぞれへの思い遣りに満ちているように見えます。
立派な住居楼、もちろん武装もしっかり、大規模な庭園も整え、風水師に言われるままに次々設置した家のお守り用の獅子の像やら鉄柱やら。
こんなに裕福でも、果たしてこの人は本当に幸福だったのでしょうか。

立園 立園
(右)上の案内図16番「花藤亭」。その名の通り藤の花を這わせたあずまやですが、この棚、
木や竹で編んでるのではありません。コンクリートでこの網目!!
その隣にあった「鳥巣」(鳥を飼ってた檻)はきれいに修復しすぎと思って写真も撮らなかったほど今風なデザイン、抜群の保存状態(?)!
(左)これは鶏と犬の「小屋」。指さしてるのが出入り口。

立園 立園 立園
(左)バストイレもしっかりついてます。しかも洋風!(自力村にはこれはなかった。)
(中)井戸にはアメリカ製のモーターが。
(右)ランプも天井も格子も素敵!

ほんの一家一代だけなのに、ここにも語りつくせないドラマがありました。
いろいろな家族があるものですね。。。。

立園の写真がいっぱいのサイトをみつけました。あとはこちらで。手抜き?まーまー。。。
→「世界遺産の旅 立園-1
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Comment
 
313  素敵ですね~  2008.08.26 Tue 23:11 
北京からこんばんは。
ハンジョウ便り、ずっと拝見していました。

中国ならではの大きなスケールですね。すごい・・。
これはもう王様ですね。
旅行となるといつも中国脱出を計画してしまうのですが
ここは是非中国にいるうちに行って見たいです。
314    2008.08.27 Wed 05:22 
とにかく財力の巨大さに驚いています。外国へ出て巨万の富を蓄積し故郷に錦を飾る…というわけですが富の量が桁はずれです。そういう人物が何人も(家の数で言えば数千人???)いることにも驚きました。高層の建物にしたのは水害と盗賊の対策だったんですね。そして複数の妻のためでもあったんですね…。我が家は2階建ですが妻は一人です。富も妻も蓄積できなかった凧男は「凧を蓄積」しております。(苦笑)
#mQop/nM.凧男URL [コメントの修正]
316    2008.08.27 Wed 09:16 
鳥と犬の小屋、、って言うより邸宅ではないですか、、(笑)あきらかにうちより広いし天井も高そうです。
一夫多妻、、今では考えられない事ですが、わたしの田舎はど田舎なので、小さい頃、裕福なおうちには、おばあちゃんが4人いるおうちとかあったんです。中学生くらいになって、、はっ!と謎が解けました(笑)。
でも、、この記事の富豪の方、、多妻といってもカブってないんですね!やっぱりアメリカで育ったから?それとも、ほんとの愛妻家だったのかなぁ~!
318  Replies  2008.08.28 Thu 08:01 
●ピギーさん

北京からありがとうございます!!

実はうちもナマ開会式観れなかった腹いs・・・っとっと、「代わり」にパーっと海外へ!とか目論んでいたんですが、北京と違ってここだと航空便も限られてて乗り継ぎとか難しくて。。。

で、あの計画もこの計画も次々ポシャって最後に手配したのがこれだったんです。でも大正解でした!


●凧男さん

私も驚きました。
北京やハンジョウ「は」豊かと表現するのもやめようと思いました。

凧男さんが次々製作するあの凧たちはそのあと一体どうなるんだろう?と疑問に思ってました。「蓄積」されてるのですか。
我が家にも凧よりずっとかさばる夫の「蓄積」物が山積みで日々ため息です。。。


●まだむ

鶏と犬「小屋」、素晴らしい「御殿」でしょ?屋根なんて塗り焼きですよ!中は40㎡くらいあったでしょうか。人間住めます。

裕福なおうちにおばあちゃん4人って話、日本でのことですか??日本でも4人一緒に??ほぉ、日本もまだまだ私には未知がいっぱいの大きな国かも。

謝維立さん、奥さん4人と言ってもただの「金持ち大旦那が何人も囲って・・・」っていうんじゃないみたい。物語を読む限り、かなりの愛妻家(特に、運河脇に別荘まで建ててあげた2番目の奥さんを!)だったようです。




327  写真  2008.08.30 Sat 17:34 
楽しく読ませてもらいました。開平、私も行ってみたいなあ。広州市もよさそうだね。しかしお子さんを三人連れての街の散策、お疲れ様!そうだよね、あてもなく街をぶらぶらするというのが子供には一番退屈だよね・・。

そして、この日記の真ん中あたりの写真で指さしているのがpeaさん一家?(一番奥がpeaさん??)
#-TomokoURL [コメントの修正]
329  ●Tomokoさん  2008.08.31 Sun 01:11 
読んでいただいてありがとう。
開平、観光客用のトイレが新しくて仕切りもドアもあって掃除が行き届いてたので好感度どどーんとアップ!(どっかに書いたっけ?)

鶏犬小屋で指差してるのはうちの子たち。奥は中1の長女よん!
もう背は並んでるけど。
私が写真を撮ってるので私は鏡にしか写ってません。
そだ、プロフィールの写真を入れ替えとこうっと。
338  そうか  2008.09.02 Tue 17:52 
写真の一番奥はお嬢さんなんだ! peaさんの中1の頃とそっくり!ちょうど年齢も一緒なんだね、私がpeaさんと会っていた時と。うー、なんか感慨深いなー
#-TomokoURL [コメントの修正]
341  ●Tomokoさん  2008.09.02 Tue 23:01 
えー、そんなに似てる????????
年齢は同じでも、少なくとも身長は長女の方がずっと上です。
私は小学校の間ずっと「前へならえ」で手は腰で、あの中学に入ってやっと前から4番目だったかな。いや最初はやはり先頭だったかな??忘れた。
娘はずっと後から2~4番目辺りで、今の学級では女の子二人しかいなくて、夏休み明けの身長測定では二人で㎜の単位までぴったり同じだったそう!

それにしてもちょうど今の娘と同じ中1でTomokoさんと同級になって、Tomokoさんは中1の途中で転校しちゃってそれきりなんだわね。
わー、確かに感慨深いわー!!
文明の利器(ネット)に感謝!







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Author:dotabata pea
夫の転勤に伴って2008年4月~2010年3月を杭州〔ハンジョウ〕で過ごし、「犬も歩けばネタにあたる」の中国での「見て見て!聞いて!」と書き連ねてます。

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peaは昔のあだ名haricotの英訳。

 
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