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【開平旅行】二日目 洋館♪要塞! -      ドタバタ主婦の中国杭州(ハンジョウ)便り
 

     ドタバタ主婦の中国杭州(ハンジョウ)便り

2008.4~2010.3、美しく豊かな杭州滞在記。 
 

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【開平旅行】二日目 洋館♪要塞!

開平について
歴史 ⇒ 「開平の歩き方 碉楼の歴史」 ←各望楼群の説明も詳しい。
写真 ⇒ 「開平の望楼」 ←今回行かなかった望楼もいっぱい。

要するにここは土地柄華僑を多く輩出した背景があり、特に大勢が渡ったアメリカの華僑が、心血注いで成した財産で家族のために建てたこの一群の特徴的な建物を望楼と呼びます。(中国語ではdiao楼。diaoは石ヘンに周。←彫るという意味だそうです。) 
写真で見たときは西洋のお城みたいにこんなのがポツンポツンと建ってるのかと思ったら、そうではなく現在登録されてるものだけでも1833塔、群れを成してあちらこちらに建っていました。
まわりののどかな田園地帯と一体の風景が素晴らしく、ここが世界遺産として登録され保護されることになったのは喜ばしいことと思います。
ただし、観光客のエゴとは承知しながらも、ぜひこのままあまり手を加えずに(中国お得意の新品張りに修復することなく)保存してほしいものだと願ってやみません。

いくつもの村落があるうちの、今回は3箇所だけ廻りました。(時間があればもっと行きたかった!)

①赤坎鎮
赤坎鎮 赤坎鎮 赤坎鎮
赤坎鎮 赤坎鎮 IMG_0621_convert_20080821192355.jpg
ここは映画村として保存されてます。中国で作られた多くの映画、ドラマの舞台となっているそうです。(中で上映されてる映画も観てみたかった。)なので建物は思いっきり復旧、装飾されてます。観光のためじゃなく映画のためなので、紙や発砲スチロールの張りぼてもいっぱい。写真でそれがわかりますか?
でもここまで徹底して復旧してくれると、当時の思いっきり豪華な内装を目の当たりにすることができ、どこが作り物でどこが本物かもわかりやすくて面白かったです。
こういう迷路のような街並みやお屋敷、あこがれ~♪

赤坎鎮


 ←洗面台。これとそーっくりのが私の祖母の家の玄関にありました。
 洗面台の部分が傘立てで。

水田望楼 自力村 ←道中、新旧田舎のお屋敷。


②自力村
自力村 自力村 自力村
先の赤坎鎮は市街地を形成してましたが、こちらは水田地帯の中に一かたまりになって建っている住居群、その名も「自力村」です。
水田では立ったまま苗を投げ入れる方法でちょうど田植えをしてました。この辺りでは一年に3回お米を収穫できるそうです。

自力村 自力村 自力村

華僑って「移民」ではなくて家族を残しての「出稼ぎ」だったのだと初めて知りました。
家族はこの土地に残って農業に従事。一軒の家の中に親兄弟が一緒に暮らす場合もあり、当時は一夫多妻が許されていたので各階がそれぞれの奥さんに割り当てられるのも一般的だったよう。すべての階に台所がありました。多世帯住宅で穏便に暮らすコツはこれ!?

自力村そしてここは当時4つの県境に位置し、時代も不安定で治安が非常に悪かったので盗賊に備える重装備ぶりが並じゃない!家のつくりは重厚なコンクリート、扉は三重、すべての窓にも外側に手掛かりのない(外側から開けにくい)鉄扉がついていて、家の中にも施錠できる鉄柵がいくつもあります。
最上階と屋根は華僑の力を誇示するかのように洋風に美しく装飾されてますが、このバルコニーだって要塞です。賊の到来を知らせる銅鑼があり、敵を狙う銃眼があり、侵入を図る敵を追い散らす投げ石や灰(!)が用意されてました。
銃眼はバルコニーだけじゃなく部屋の中からも四方八方狙えるよう、各壁に開いてました!

自力村 自力村 自力村
↑木製歩行器!この家で赤ん坊が育ったのですねー。かわいらしいベビーチェアもありました。
革の旅行かばんなんか私の祖父、曽祖父のと同じのがありました!

自力村このかまどは、公開されてるのと別の棟では係員用にまだ実際に使われてるんですよー。   → → →
遺跡と言っても近代です。つい最近まで使われてたような家具や道具や写真まであって(写真撮影は禁止)目が釘付け。厳しい環境を生きた、住人たちの息吹を感じました。

自力村
 ←バルコニーに出る最上階にはどの家にも先祖を祭る立派な祭壇があり
 ました。これ、実はハンジョウ独特の、屋上に一部屋設けてとんがり屋根に
 棒を立てる特徴的な高層一戸建と共通の思想!!
 「ご先祖さまは一番高い部屋に戻ってくる」って発想はここから??

自力村 ←清朝が倒れて中華民国に移っていく時代、普通は「恭喜発財」など
 縁起物のお札が掛かる扉両脇の右側に「自由主義」の文字が。
 左側は「民権発達」?3文字目が読めません。。
これが本当に当時の看板だとしたら、よく残ったものです。。。

自力村 ←バルコニーの真ん中にあった小さな足跡。
 タイルを焼く前に足型をとったのでしょうか??
 タイルまで特注、すごいです。
 横は長男の足(22㎝)。


ふ~~~~~、
ツアー旅行で平穏無事に済んで話題少ないかと思ったのに、写真見てるとついつい「これも見て!あれも聞いて!」が次々と・・・。
ここで細かい写真を撮りすぎて時間も喰い、次の場所では自重してあまり写真を撮りませんでした。
その、次の場所はまた次回。。。。
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Comment
 
309    2008.08.23 Sat 21:10 
おもしろいですね!
実に興味深いですね!
中国の歴史が語りかけてくるようですね。
おもしろくっていろいろ調べちゃいましたよ。
夏休みの自由研究にぴったりでしたね。
自力村という名前がなんとも印象的です。
「自力更生」から来ているんですよね。
バルコニーの小さい足跡って、タイルを焼く前に子どもが遊んで足型つけちゃった・・・っ
なんていうのが真相か?
それとももっと大きな意味を持つオーダータイルか?
いろいろ想像が膨らみます。楽しい~♪
#-のりりんの母URL [コメントの修正]
310  ●のりりんの母さん  2008.08.23 Sat 23:27 
面白いでしょ?興味深いでしょ?
本当に、ここではとても伝えきれないほど何から何までいわくつきですごいんです。なにせ家事と農作業をする実用性、洋行帰りの絢爛さ、そして自力で盗賊から身を守る防衛性、と、一見矛盾する3役を、海外で稼ぐあるじ抜きの家族でこなすための家ですから。
大富豪なのになお農家ってすごいと思いました。
先に凧男さんがちょこっと解説してくれた柱の形や、調度品、生活用品、衣類、家族の歴史、各家につけられた名、その後の激動の歴史を経て子孫が今どこでどうしてるか、調べれば調べるほどいろいろ分かって興味は尽きません。
華僑の歴史や実態も展示されてましたが、壮絶です。。。
中国だけじゃなく、アメリカやヨーロッパ列強諸国の動きが大きく影響していて、まさに歴史の代弁者ですね。
(自由研究にぴったりでしょ?!なのにうちの子たちときたら誰も・・・・・涙)

あの足型も生々しくて息をのみました。
バルコニーに出る扉のまん前、バルコニーの中心部に位置する場所にまっすぐ扉に向かって(=ご先祖の祭壇に向かって)一つだけあったんですよ。ほかのめぼしいものには案内札が付いてたけどここは何もなかったから、もしかしたらこの遺跡群の管理者も気づいてないのかな?ツアーの案内者の方も初めて気づいたそうです。スクープかも!!
一体この家の人はどんな気持ちをこめてこの幼い子どもの足跡を残したのでしょうね・・・・・。
311    2008.08.25 Mon 11:04 
大作ですねっ!写真よく取れてますよぉーー!
わたし、ガイド時代にこういう古いお屋敷に案内することあったんですが、やっぱりお客様が喜ぶのは、そのお屋敷が実際にまだ使われてるって聞いた時。今回のかまどもそうですね!是非だーりんを口説いて連れて行ってもらいます!

それと、、、子供の足跡のミステリー
ガイドさんも知らないなんて、、いったい、、、(←興味津々)
312  ●まだむ  2008.08.25 Mon 12:44 
お褒めの言葉、ありがとうございますー!
写真、貼り付けで四苦八苦してます。この点はgooブログの方が手軽だったかな。

まだむさん、ガイドしてたんですか!どおりで話術が巧み。見所も押さえてると思いました。

こちらは台風のせい(?)か日中最高気温が30℃以下というありえない涼しさ続き。前回の台風のときもそうだったけど、台風が通過して「涼しい」という学校の理科では教わらなかった現象に喜びつつ首をひねってます。







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Author:dotabata pea
夫の転勤に伴って2008年4月~2010年3月を杭州〔ハンジョウ〕で過ごし、「犬も歩けばネタにあたる」の中国での「見て見て!聞いて!」と書き連ねてます。

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peaは昔のあだ名haricotの英訳。

 
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